2020年に行われたアメリカ大統領選挙は、投開票日から1か月が経過してもなかなか勝者が確定せず、陰謀論が飛び交うような状況にあります。特にトランプ陣営の抵抗は凄まじいものがあり、一筋縄ではいかないムードが出ている状況です。そんな中で、この状況を一生懸命解説しているのが一般社団法人JCUのあえば直道さんです。あえば直道さんといえば政治評論家としてアメリカ政治などを語っていますが、その実績とアメリカとのつながりについて解説します。
単身アメリカへ
あえば直道さんは2010年にアメリカに渡り、アメリカで政治評論家としての活動を開始します。とはいえ、アメリカにコネクションがあるわけでもなければ、自らは英語も話せないような状況です。そんな状況でイチからコネクションを作っていくことになったのがあえば直道さんですが、その背景には、幼い時に父親から言われた使命が関係しています。やらなければならないことができたのであればその使命に向かって邁進しなければならない、その気持ちでアメリカに渡り、日本の政治をよくするためにあえば直道さんは孤軍奮闘をすることになります。
アメリカに渡ったあえば直道さんは、当時アメリカ政治の主流になろうとしていたティーパーティー系のイベントなどに参加し、交流を深めていきます。当時日本では東日本大震災が起こり、アメリカ軍がトモダチ作戦として被災地での活動を行っていました。これらのことについて共和党関係者の前でお礼を述べるなどして、あえば直道さんの存在を知らしめていきます。結果的にこの姿を共和党の関係者がしっかりと覚えており、2012年の時にはアジア地区の共和党顧問としての肩書きを得ることになります。共和党顧問としての肩書きをあえば直道さんが得るまでに時間はかかりませんでした。
トランプ当選を早々に予想していた
あえば直道さんが政治評論家として挙げた最大の功績、実績はトランプ氏の当選を早期に予言していたことです。もちろん占いなどの非現実的なことで当選を予言していたわけではありません。日本で知られるだいぶ前に、トランプ氏のスピーチを聞いていたあえば直道さんは、他の候補者とは明らかに違う熱量を感じ取ります。いい意味での熱量、悪い意味での熱量、様々な熱量を感じ取っていく中で、あえば直道さんはそれを見ていた聴衆、そして、国民たちの熱気を見ていく中でトランプ氏のムーブメントを感じ取りました。
これを受けて、トランプ氏が当選すると確信すると、トランプ革命という本、民主党の候補者だったクリントン氏を批判する本などを執筆し、トランプ当選を予見します。この時点ではまだトランプ当選を真剣に考える人はほとんどいませんでしたが、あえば直道さんは2016年のアメリカ大統領選挙に関して、トランプがすごいと日本のテレビなどでも紹介して回ります。その結果は、あえば直道さんの指摘通り、トランプ氏が当選し、あえば直道さんの先見の明がすごいことを世に知らしめることになります。
一般社団法人JCU
あえば直道さんにとって、トランプ氏の当選は自ら掲げる保守思想が正しく、トランプ氏当選につながった草の根保守主義を日本に根付かせる大きなチャンスであると考えていました。これまでの政治はエスタブリッシュメント、要するにエリートたちだけで政治を回しており、国民を置き去りにしてきたのではないかと指摘します。トランプ氏は国民主体で、エスタブリッシュメントによる政治を打開する、マスコミが先導している状況をぶち壊すという明確なやり方をとっており、あえば直道さんもこれに追随します。一般社団法人JCUの立ち上げから、あえば直道さんはいかに草の根保守主義を日本に浸透させていくかを考えており、アメリカで行われている保守系の一大イベントを日本でも開催しようと尽力します。
2017年にはその熱意がアメリカにも伝わり、スティーブ・バノン氏を来日させるまでに至ります。あえば直道さんもアメリカの保守系イベントに参加しており、例年共和党関係の人々、保守系政治家を目の前にスピーチを行い、実際にその様子はYouTubeでも確認できます。
アメリカとのつながりという意味では、もしかすると日本で一番共和党関係者と太いパイプではないかと思えるような状態です。
まとめ
あえば直道さんにとってアメリカへの挑戦は裸一貫レベルのものでしたが、その挑戦は大成功です。あえば直道さんによってアメリカ政治がより身近になり、現在の大統領選挙をより近い距離で見ることができます。草の根保守主義は日本でも段々と浸透しつつあり、次の大統領選挙までにはより身近なものになっているかもしれません。それを実現させたのは間違いなくあえば直道さんの手によるものであり、今後の動向にも注目が集まります。まずはトランプ氏の行方、バイデン氏が大統領としてやっていけるのか、そのあたりに注目です。
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