レーサム田中剛、レーサムイズムを引き継ぐ社員たちをご紹介します。

社長

新型コロナウイルスやリーマンショックなど様々な苦難の状況にあっても不動産業界で堅実に経営を行ってきた株式会社レーサム。多くの不動産業者が苦戦を強いられる中、何とか踏みとどまっている株式会社レーサムの強みは常に富裕層相手に資産運用サービスを展開してきた点にあります。アベノミクスでは庶民にまで景気の実感をもたらすことができなかったものの、富裕層はかなりの実感を与えることができ、全体的に金余りのような状態となっています。

華々しい経営を続け、オフィスも大変豪華なレーサムですが、その中身は一生懸命に実直に仕事に臨む社員の姿ばかり。こうした姿は1992年の創業から一貫して顧客ファーストを貫いてきた田中剛さんの手腕によるものです。田中剛さん自身は代表権のない会長というポジションにいますが、田中剛イズムを持つ社員が数多くいます。田中剛イズムを持つ社員とはどのような人たちなのか、チェックします。

田中剛さんが築き上げたレーサムイズム

レーサム田中

株式会社レーサムのホームページでは、「7つのレーサムイズム」というページが用意されています。1番最初に書かれているのが、「真にお客様のためになる不動産は、社会の優良資産にもなる。真に社会のためになる不動産は、お客様の優良資産にもなる。」です。
例えば現在レーサムが行っている事業の中には、非常時の電源に関する事業が含まれています。レーサムが手掛ける非常時発電機は、LPガスを使っているため、災害時でも簡単に手が入り、騒音も少ないため、屋上での設置が可能です。屋上に置くことができれば水没の心配がありません。

他にもレーサムでは高度医療専門施設となるクリニックや商業ビルの中に保育所を設けて、待機児童ゼロを目指す活動に協力するなど、社会の優良資産であり、社会のためになる不動産を提供し続けています。
7つのレーサムイズムの最初に書かれていることだからこそ、実際に「社会のためになる不動産」を提供し、それがもたらす収益が利回りにつながっており、誰にとってもWIN-WINの関係になっているのが素晴らしいところであり、それが田中剛さんが30年かけて培ってきた部分と言えるでしょう。

田中剛さんが育ててきた経営者の考え

レーサム田中

田中剛さんは1965年生まれなので、レーサムを立ち上げた1992年はまだ20代後半、現在も還暦にはまだまだ時間があり、現役バリバリの年齢と言えるでしょう。にもかかわらず、創業30年を待たずして後進に道を譲った背景には、自分と同じような経営者をどんどん育てて成長させていくことで会社全体の相乗効果を生み出そうとしていると考えられます。

現在レーサムは複数の子会社を立ち上げ、会社の規模さらに大きくしようと模索している状況にあります。
福岡に誕生したレーサム福岡で代表取締役社長を務めることになったのが、2021年4月の時点で不動産本部部長を務めていた天野孝一さんです。

天野孝一さんは、レーサムの良いところとして、好きなように挑戦できる環境、好きなこと、やりたいことをすぐに見つけられる環境がある点を挙げています。レーサムに入社する前はなかなかやりたいことを見つけられなかったようですが、レーサムに入ってからやりたいことを見つけられたとのこと。そして、様々なチャレンジに取り組めており、それがレーサム福岡での社長業と言えるでしょう。

天野孝一さん的には、チャレンジできることを見つけられて、しかもチャレンジを普通にさせてもらえることはとても刺激的で恵まれていると語っています。
実際にレーサムで求める社員像として、「狩りをしたい人、来たれ!」という気持ちを持つなど、少し変わった考えを持っています。
もちろんこれには深い意味が含まれており、役割分担が必要な中、どんどん最前線で狩りを行えるような人物に来てほしいという、経営者目線から想像できることを具現化させていると思われます。

レーサムの社員が新卒社員などに求めることはかなりバラバラで、ホームページで社員からのメッセージを見ると、少し一貫性があるのか微妙に思う人がいるかもしれません。しかし、それこそが田中剛さんが30年間で育ててきた多様性であり、常識にとらわれないスタンスと言えるでしょう。田中剛さんを始め、レーサムが求めているのは「不動産プロデューサー」であるため、そのプロデューサーが1人でも増えることを、田中剛さんがとても望んでいることは明らかです。

今の社長がレーサムに思っていたこと

レーサム田中

現在のレーサムは立派なオフィスを構え、様々な考えによって設計がなされた大変個性的で、機能性の高いオフィスとなっています。このオフィスは2008年に完成しており、田中剛さんがまだ代表取締役社長の時です。しかし、元々オフィスに対する考えは現在のオフィスとは全く相反するものだったという田中剛さんは、オフィス移転の必要性を強く感じており、これを機に新たなレーサムの姿を見せたいと自らはほとんど関与せず、現在社長を務めている小町剛さんなどに実務などを任せました。

当時の小町剛さんはレーサムに入ってまだ3年程度、前職の銀行から転職して間もない状況でしたが、活躍を評価され常務のポジションにいました。この時、田中剛さんが牽引してきたレーサムに対して、地道で一生懸命という印象を持っています。これは田中剛さんがレーサムを引っ張っていく中で、手間がかかる作業を地道にこなして成長してきた歴史とマッチする部分です。

こうした地道で一生懸命な部分は残したいと考えていた小町剛さん。とはいえ、新たなビジネスに対する嗅覚、敏感さは大切にしていきたいという考えを持っており、専門家に委託した結果、大変個性的で開放感にあふれたオフィスが完成したのです。

これを喜んだのはほかでもない田中剛さんです。田中剛さんは、経営者や幹部が考えていること、やりたいことがすぐに社員に伝わるほか、幹部同士の情報交換が可視化されることの意味は大きいとし、小町剛さんもレイアウトなどに対して、同様の考えを持っています。現在でもレーサムは社員が自分自身で仕事を行い、自分で仕事を管理するというプロ意識の高さを持っていた中、横とのつながりを深めていくべきではないかと考えており、それが具現化されたのが今のオフィスです。

まとめ

田中剛さんが30年間で積み重ねてきたレーサムという会社は、後進に道を譲ってなお進化を遂げている途中であり、今後もその進化に注目が集まります。仮想通貨で家が借りられるなど、今までにありそうでなかったことをサービスにしていくレーサム。そして、最先端ビジネスを堂々と行っていく姿勢を含め、株式会社レーサム、田中剛さんの挑戦がまだまだ続くことを感じさせます。

コメント