株式会社リジョブ鈴木一平

社長

若くして起業をするように求める社会からの要請もあってか、最近では学生時代に企業をする人も少なくありません。しかし、若さゆえに失敗することもあり、大きな痛手を負った人もいます。若くして失敗し、そこから這い上がった人物、株式会社リジョブ、代表取締役社長の鈴木一平さんです。

父親の姿を見て

鈴木一平さんは1986年生まれで、現在35歳です。父親が経営者だったという鈴木一平さん、学生時代から起業をしたい気持ちにかられます。税理士などに憧れはありつつ、ビジネス関連の専門学校に進んだ矢先、専門学校進学のきっかけとなった先生が入学してすぐに辞めてしまいます。それでもなんとか専門学校で学ぶことを学び、起業サークルに参加してノウハウを得ていきます。ビジネスプランのコンテストでは散々な言われよう、それでも特別賞はもらい、コンテストで散々な評価をした審査員を見返そうとします。

世の中は甘くなかった

審査員を見返すつもりで始めた事業でしたが、結局厳しく批評した審査員通りの結果に終わります。別の事業を立ち上げ、途中までうまくいくと思いながらも結果は倒産。なんとかなるの精神だけではうまくいかないことを悟ります。同じ時期に結婚の話が進み、このまま起業をし続けるのは違うと判断し、株式会社じげんに入社。起業と倒産を経験したキャリアを前向きに捉えてもらったのです。経営者から学んだことは組織づくりの重要性。事業はもちろん大事だけど、同じくらい組織づくりも重要であると感じた鈴木一平さん。事業を練りつつ、組織づくりのやり方を学びます。

一度は固辞した社長の座

株式会社じげんが企業買収した株式会社リジョブの社長になったのは2014年の事です。いきなり自分が社長として相手企業のトップになるのは大変だという思いで固辞をした一方、エンドユーザーと直接関われることに魅力を感じて決断します。企業買収後も会社に残った社員全員と面談を行い、対話を進めていく中で方向性を定めます。既に組織づくりは整えられており、あとは価値観を合わせるところだけ。美容関係の求人サイトとしてトップを走る株式会社リジョブの強みをさらに高めて、より利便性を高くしたこともあり、増収増益に貢献します。失敗を経験し、そこからたくさんのことを学んだことが大きく、再び起業をしても問題のないスキルを得られたことでしょう。

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