一度は後進に道を譲りながらも、難局が迫ったことで現場復帰を果たす経営者がいます。焼肉レストランのチェーン店である株式会社あみやき亭を立ち上げ、長らく社長を務めた佐藤啓介さんもその1人。会長と社長を兼務する日々を過ごします。
佐藤啓介さんの経歴
佐藤啓介さんは1950年生まれで現在71歳です。幼少期に父親が倒れて寝たきり状態となり、中学時代から働くことを余儀なくされた佐藤啓介さん。佐藤啓介さんの兄が経営する食肉販売会社に入りつつ、新潟短期大学を卒業、その後兄の会社で専務取締役までになります。焼肉レストランあみやき亭を設立するのは1995年のころ。国産牛にこだわり、業績を伸ばしていく一方、関西にある焼肉レストランを買収して黒字化を実現させるなど、経営者としての手腕を思う存分発揮します。
国産牛が格安で
国産牛を取り扱いながら格安で堪能できるのがあみやき亭の魅力。カルビだけで豊富にあり、ご飯もかためややわらかめが選べるなど今の消費者から絶大な支持を集めます。朝5時の時点でスタッフが店舗で使う肉をさばいており、食べられる分だけさばいて活用することで、無駄な在庫を抱えずに済むのがポイントに。しかも、肉をさばくプロのおかげで無駄なところを極力少なくするため、廃棄量を極限まで減らしているのも大切。安心安全を訴え続け、着実に業績を伸ばしていくあみやき亭。この状況からでも挽回できるはずです。
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