株式会社オンデーズ田中修治

社長

中小企業にとって累積赤字を抱えることは倒産を視野に入れた崖っぷちを余儀なくされます。それでも何とか耐え抜いた先に成功をつかむ時、人は多くのものを得て、自信になるものです。レンズ追加料金0円など安くて品質のいいメガネを多く生み出す株式会社オンデーズもその1つです。株式会社オンデーズの代表取締役社長は田中修治さんです。

企業再生に取り組む

田中修治さんは1978年生まれで、現在43歳です。10代のころから起業を行い、若くして実績を重ねていきます。着実に結果を出していく中で、2008年に株式会社オンデーズの当時の経営陣と知り合います。経営が苦しく譲渡したいという話を聞きつけ、引き受ける頃に。これまでやってきた仕事に嫌気が差し始めたこともあり、ちょうどいいタイミングだったようです。株式会社オンデーズはこのタイミングで累積赤字が14億円に達しており、いわば借金スタート。ここから田中修治さんは企業再生に取り組んでいきます。

立て直しのきっかけは選挙制度

株式会社オンデーズをいかに立て直すか、最初に行ったのが選挙制度の導入でした。決まった管理職によって人事権を行使させるのはよくないと考え、管理職を従業員の選挙で決めるということを行います。しかも、会社の中のことは当時の田中修治さんにはよくわかっていません。だからこそ、選挙で決めてもらった方が納得しやすいと考えました。選挙でベテランが負け、それを理由に会社から去るという出来事がありつつ、逆に若手でもチャンスを得られたことのプラスが大きく、会社に活気が生まれるようになります。

大切なのはゲーム感覚

もう1つ、田中修治さんが行ったのが社内仮想通貨制度です。無遅刻無欠席、営業目標の達成などでマイルをもらい、そのマイルを景品と交換できるというものです。田中修治さんの頭の中には、仕事を労働にしたくないという思いがあり、ゲーム感覚で仕事をしてほしいという気持ちがありました。ゲーム感覚で取り組むことにより、楽しく仕事をしてほしい気持ちもあったことでしょう。メガネ業界はいかに安くメガネを提供するかで競争となっており、トップに上るには色々と苦労もあるでしょう。しかし、大胆な改革をすでに乗り越え、成長路線に乗っている状況を生み出した田中修治さんについてくる人は多いはず。上を目指していく雰囲気が株式会社オンデーズの中に満ちています。

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