ワイジェイFX松本好史

社長

以前は株や外貨などを購入する際には証券会社の窓口に赴いてやり取りを行うほか、口座を実際に作るのも面倒でした。ネット証券が登場したことで一気に利便性がアップ、デイトレードも簡単に行えるようになりました。親会社がヤフーであり、FXの取引量が3位のワイジェイFX。代表取締役社長は松本好史さんです。

3年で辞めるはずが

松本好史さんは1970年生まれで現在51歳です。兄が料理人の道に進んだこともあり、同じ道を進もうと商業高校に入学。しかし、兄と同じ道を進むのも違うと考え、大学へ行こうとするも時すでに遅し。代わりに紹介されたのが大和証券でした。大学へ行きたかったものの、面せるだけでも受けてほしいと言われ受けたら内定、先生などの説得もあって証券会社に入ります。高卒ということもあってか、やることは雑用ばかり。しかし、それによってさまざまな部署へ入ることにつながり、名前を覚えてもらうようになります。3年で辞めるつもりだった大和証券、しかし、人事に引き留められ、なんとかモチベーションを保ちます。

創業者に口説かれて

1999年、ネット証券のパイオニアであるマネックス証券から声がかかります。あれほど辞めたかった大和証券で働き続けようと考えていた松本好史さんでしたが、創業者の松本大さんと話をしていく中で金融がどれだけ大事なことか、マネックス証券が目指す道などを説明されます。その帰り、自分が座る予定になっている席あが用意されていたため、転職を決断します。誰もが知る証券会社からベンチャーへ、この判断は多くの人に反対されますが、松本大さんの言葉を信じ転職。マネックス証券では色々な仕事を行い、どんどん会社が大きくなっていく喜びを感じます。

そしてヤフーへ

マネックス証券で実績を重ねてきた中、共同でプロジェクトを行っていたヤフーから声がかかります。辞める気がなく実に2年間アプローチを受け続け、金融の方向性についてディスカッション。その中で誰でも簡単に利用できる金融の未来にチャレンジしたいという話になり、意気投合、ワイジェイFXへの転職を決めます。2019年には社長となり、取引所を経由せず、ダイレクトにやり取りをすることで適正なものを適正な値段で取引できるようにしています。着実に重ねた30年以上のキャリアが一気に花を開くときがついに来たといっても過言ではありません。

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