小野木重弥、株式会社大商金山牧場社長の年収、経歴、資産など詳しく解説。

社長

庄内地方のポテンシャル

庄内地方といえば、米どころというイメージが真っ先に浮かぶのではないでしょうか。ですが、米だけではありません。庄内平野は山形県にある大きな平野であり、最上川流域の水の恵みを利用した農業や畜産業が盛んな地域です。
1979年、山形県酒田市で創業した株式会社肉の大商は、庄内地方を中心に豚などの飼育を行う総合食肉会社です。庄内地方を中心に、営業所や加工工場の新設を行いながら業績を伸ばしてきました。1994年酒田市に酒田食肉流通センター開設したのを機に、会社名を株式会社大商に変更しています。食肉の生産・加工・販売まで一手に手掛け、お客様のニーズに合わせてカットなどの加工を行います。

「米の娘ぶた」で地域貢献

庄内の豚は、旨味がぎっしり詰まっていてジューシーです。豊かな自然の中で育ったため、味も食感もひときわ優れており国内外から注目を集めています。約6ヘクタールという敷地内にある自社牧場「米の娘ファーム」では、株式会社大商金山牧場の自社ブランド豚「米の娘ぶた」約7000頭が飼育されています。2009年に販売を開始した「米の娘ぶた」は、同年東京ビジネス・サミット大賞「食」部門賞受賞、翌年には食肉産業展銘柄ポーク好感度コンテストPart.9で最優秀賞に選ばれるなど、販売当初から高い評価を受けることになりました。
豚肉のポテンシャルを最大限引き出して美味しさを追及したこの「米の娘ぶた」。肉の販売も好調の中、もっと多くの人に味わってほしいという思いから「米の娘ぶた」専門の飲食店を開店するに至りました。山形県金山町にオープンした「米の娘家」です。もちろん株式会社大商金山牧場の自社直営店で、併設する製造工場で加工された新鮮な米の娘ぶたを使ったメニューの数々が自慢の店舗です。人気商品は「かねやま餃子」。米の娘ぶたのジューシーな肉を使用した一品であり、地元で採れた野菜を使うことによって地域貢献も果たすというビジネスモデルを確立しています。

おいしい豚肉とは

小野木重弥社長が掲げるモットーは「おいしい豚肉は元気な豚からできる」ということです。肉質や脂質の品種改良をした豚をこだわりの飼料で育てて、庄内平野の自然の中でのびのびと育てあげます。もちろん防疫体制を徹底し、愛情をもって豚に接すること。こうしてできた豚肉を提供することで、人々の健康と美味しい食卓に寄与するという目標です。「食」は人の元気の源。これにダイレクトに関わる仕事を通じて、小野木重弥社長は日本中に元気を届けているのです。

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